ネガティブな感情の鎮め方
人生生きてると、色々なことが起こります。
私なんかわざわざあえて難儀な道を選ぶ癖があるもんですから、ハプニングの連続でして。 望んでるわけではないんですけどね、決して。でもあんまりにもハプニング体質なので、気がつけば・・・
「ハプニングを楽しむ」「ハプニングを利用する」→「ハプニングこそ希望への必然!」
と捉える癖がついてしまいました(笑)。ま、それはともかく・・・ハプニングには「良いハプニング」と「悪いハプニング」がありますね。
前者は「ラッキーなこと」、後者は「不幸なアクシデント」と言い換えることができると思います。前者の時は、浮かれず「勝って兜の尾を締めよ」で心の内側でむふふしてればいいと思うんですが、問題は後者。まぁ、悪いハプニングが起こると「メンタルが揺れる」じゃないですか。ドキドキする、そわそわする、被害妄想が始まる、etc。負の連鎖ともいうべき、悪感情の連鎖が往々にして 始まる。そんな連鎖に陥ると、物事日常に手がつかなくて一向に仕事が捗らなかったり、普段はしない判断ミスをしたりしますね。あるある。
これに対する対処法。
- 起こったハプニングについて、「事実」と「感情」に分ける。できれば紙に書く。
- 事実は何で、どこからどこまでが感情かをしっかり認識する。そして焦っている自らを一旦認めてしまう。「起こった事実は○○で、それについてオレはこう感じた。だからソワソワが止まらないんだな。ふむ。」
- 起こった「事実」が自分にどういう影響を与えてるか、なぜそわそわが止まらないのかを考える。そしてもう一回焦っている自らを認めるんだ。できれば言葉に出して。「オレは今○○なことが起こって動揺しているんだなぁ。へぇ。」ぐらいのテンションで。一回ぐらいは深呼吸した方がいいですね。
- 起こった事実について、それが本当に事実か振り返ってもう一回考える。で、やはり事実だとしたらなぜその事実が起こったのか、可能性を考えられるだけ考える。(手っ取り早く解決したい場合は超高速で集中して考える。ブレーンストーミング並に)
- 今できることを考える。やってしまう。やってしまって後悔がないかどうかを自分に問う。
この5つのプロセスを経れば大抵収まります。要は、認めてしまえばいいんですよ、焦ってる自分を。下手に「駄目だ、どうしよう、○○しなきゃ!」とか考えるから余計バッドスパイラルに呑まれるんです。
大半の人間は事実と感情をごっちゃにして考えてます。わかりやすい例を取り上げましょうか。
このブログを読まれてるのはナンパ師や恋愛に悩んでる人が多そうなので、そっち系のごくごくよくありがちな、わかりやすい例を一つ。「送ったメールの返信が相手から来ない」というケースで考えてみましょう。
【お題】
土曜日夜の12時。2時間も前にメールを相手の女の子に送ったのに、返事が来ない。いつもはそんなことないのに。なにしてるんだろう。他の男に会ってるのか、元カレ?ナンパ?なにかトラブル?ああ心配だ。食い付きなくなったかなぁ。それとももしかしたらこの前会った時に言ったあの台詞がまずかったのかなぁ。いやいや待てよ・・・そういえば昨日「明日は女友達と遊びに行く」って言ってたな。どこ行ったんだろう。クラブ?クラブ行って酔っ払ってナンパ師とイチャイチャキスとかしてるのか、おぉ?いや、そもそも・・・∞ 以下略
はい、キリがないっすね。はっきり言うと、大半が妄想。書くとはっきりしてますよね。でもよくありがちだと思うんですよ。
じゃあ、5つのプロセスで対処しますか(番号は上の5つのプロセスに準じてます)。
- 上のお題で「事実」は「土曜日夜10時くらいにメールを送って12時の時点で返事が返ってきてない」これだけなんですよね。それ以降の記述はすべて想像であり、妄想であり、感情から生まれてきている虚偽の産物です。
- 「土曜日夜10時くらいにメールを送って12時の時点で返事が返ってきてない」ことに焦ってるんだな、オレは。2時間連絡が取れないことに焦っている、と。好きな女の子と週末の夜に連絡が取れないから焦ってるってことか。ふーん。
- なんで焦ってるのかっていうと、彼女が浮気してるからかもという疑念がオレの中にあるんだな。彼女を信用しきれてないのかもしれない。だから、「土曜日夜10時くらいにメールを送って12時の時点で返事が返ってきてない」=たった2時間ばかし連絡が取れないってことでこんなに焦るんだ。ふーん、なるほどね。
- くどいようだけど、「土曜日夜10時くらいにメールを送って12時の時点で返事が返ってきてない」っていう事実がある。それについて焦ってるけど、それは彼女を信用しきれてないからだ(仮説)。彼女を信用しきれてないのは○○だからで・・・(その理由は個人差あるので割愛)。で、どうするか。信用できるように何をするべきかという方向に行くのか、もしくはまずは事実確認からするのか。事実確認してどうなるんだろう。わざと返信してなかった場合は?話し合う?怒る?それとも・・・(行動パターンは様々あるので割愛)
- 4.で出した行動の選択肢から一つ選んで実行。
この場合は「電話してみることにする」だったので電話してみた。
ドキドキ。事実を知るのって緊張するね。
相手の女の子「(着うた数秒の後)・・・はい。どうしたの?(寝起き声)あ、ごめーん、寝てた^^;」
あるある、ですよね(笑)。
それはさておき。
これ、慣れてくるとすごくスピードアップします。「考える」という訓練は普段意外としてないですからね。普通の人の「考える」って大体「ただ感情に流されて悩んでるだけ」なことが多いんです。
しっかり、「なぜなぜ」を繰り返す。なぜを解決するために「どうする」。「どうするが進むときっとこうなる」、みたいなシミュレーションを積み重ねていくと、感情に流されることは減りますし、パターン認識で解決することが多くなってきますね。それに考えてるうちに考えてる内容が想像なのか事実なのか、よく確かめて考えてないことに気づきますので(これは本当にそう)、考えてる材料を集める作業しなきゃとか、材料ないのに考えても想像にしかならないことにも気づきますし。
「逃げずに自分の頭で考えること」は対象は何であれ、本質に近づく唯一の道です。2人の関係、周囲との関係、仕事と自分の関係、等など。。
同じようなケースで悩む、妄想に取り憑かれてしまう場合は、ケース別対処法を自分で作ってしまって行動をパターンに落としこむとかなりのハックになりますね。
こんな感じで。
余談ですが、上記のような「好きな子からメールがこない」についての対処法で、大方のナンパ師や恋愛猛者が「複数の女の子に注意を分散する」という策を推奨してますが、これは「癖になる」ことをお忘れなく。適当に女遊びしたい人やヤリチンや女たらしになりたい人はそれでもいいんでしょうけど、リスク分散を他の異性でしようとするのは、本命に対しても本命以外の子に対しても不誠実ですし(真面目か!)、「青い鳥症候群」になってしまいがちですよ(微笑)。
あなたは・・・それでもいいんですか?(遠い声)
今回はこの辺で。。